『皇太子の双騎士』 [BL小説]


皇太子の双騎士 (二見書房 シャレード文庫)

皇太子の双騎士 (二見書房 シャレード文庫)

  • 作者: 早乙女 彩乃
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2011/11/24
  • メディア: 文庫


《帯》
あぁ、なんて可愛らしくて、いやらしい……
異母弟のジーフリトと側近のフェンリス。二人の男から求められる美貌の皇太子・テュール。
王家のラブ・トライアングルが幕を開ける…!
《背表紙》
アインヘイム大陸の北端に位置する巨大な王制国家・ヴァルーラ王国。美貌の皇太子・テュールは、腹違いの弟ジーフリトへの叶わぬ恋に苦しんでいた。そんなテュールに想いを寄せる幼馴染みの近衛兵隊隊長・フェンリスは、ジーフリトの身代わりでもかまわない、と激しい快楽にテュールを誘う。しかし、二人の関係を知ったジーフリトは「兄上様を、心から愛している」と強引に唇を奪い…。高貴な男たちによる王家のラブ・トライアングル!

Amazonは〝なか見!検索〟対応なので最初の方が試し読み出来ますね。
早乙女彩乃さんの作品は初めて読みましたので、他の作品との比較は出来ないのですが、想いが迸った感じの文章を書かれるなーと思いました。
表紙のイラストのとおり、三角関係です。
中央がある王国の美貌の皇太子・テュールで受け。両サイドが攻め二人で、左の銀髪が幼馴染みの近衛兵隊隊長・フェンリス、右の金髪が腹違いの弟・ジーフリトです。

エロ度は高め。イラストは綺麗だと思います。



皇太子は国一番の剣の使い手でとの設定ですが、それが実感できるようなシーンは無くて終始弱々しい感じもします。
フェンリスもジーフリトも表面的な性格と、テュールを前にした時の性格に落差があるように思います。
そこを人間性の多面的な表現ととるのか描写のぶれととるのか、若干悩ましい気がします。
私の個人的な好みから言えば、3人の関係性においてはいい方向にぶれているので〝良し〟と思いましたw

三角関係の最後は3P的な場面で終るのですが、3人で仲良く…というわけではなく、攻め二人はテュールを独占するべく牙を剥き合っている状態なのがいい緊張感です。
なにより、どちらかを選ぶことを迫られて、選べないことを理由にテュールがいたぶられるという状況が…(笑)
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